「フィルム」はやはりすごい

ここで言う「フィルム」とは星野源の2ndシングルの話だ。

 

“どんなことも胸がさけるほど苦しい 夜がきてもすべて憶えているだろう”

 

本当にその通りなのだ。何とも厄介な1件が子供のころからずっと私に付きまとっているのだ。

いっそ屈服したら楽なんだろうけれど、それは嫌だ。

 

人間には、向き不向き、好き嫌いがある。そして、「相手を思う気持ち」というのもある。これがひたすらに厄介。これさえなければ私は何も悩まなくて済む。「相手を思う気持ち」。捨てたくても捨てきれない。意気地なしだからね。どうしたものか。ああ。悩ましい。

 

そして、この1件にぶち当たったときに私の中で鳴り響くのがこのフレーズなのだ。

 

“そうだろう どんなことも胸がさけるほど苦しい 夜がきてもすべて憶えているだろう”

 

源さんは “何か悲しいことが起きるたび あのスネアがはじける” みたいだけど、私は何か悲しいことやさみしいこと、しんどい、めんどくさいこと(主にこの1件)が起きるたびに、「フィルム」のこの歌詞とメロディーが頭の中で鳴り響く。

 

誰かの人生に寄り添う歌ってきっと、まさにこういうことだよね。この曲が頭で鳴ってくれるおかげで私は涙が流せるし、涙が出ることで少し楽になるの。セロトニンが分泌されるからね。「フィルム」はやはり素晴らしい。

 

でも、逃げてばかりじゃいけないなと。逃げてもいいけど、いろいろと物事を片づけて、手順を踏んでから逃げないと。いつまでも心の中で重たくどろどろとしているだけだから。だけどちゃーんと逃げる!私の人生だから。もう昔の何もない私ではない。私は私の為に時間を使いたい。だから前の仕事も辞めたのに。本末転倒にはならない。

 

がんばれ私。